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とにかくディズニークリッピング。

チキンリトルからさまざまな経験を積み、ニューマン氏は“ボルト”で、本格的な3Dストーリーテリングの手法を盛り込んだ。シーンごとの絵コンテに、背景やそれぞれの被写体が、どの程度スクリーンに対して凹凸があり、どのような形状に見えるべきかを指定していく。

 一場面ごとに3D設計を行なうだけでなく、全シーンをつなぎ合わせ、全体の3D空間がどのように変化していくかをチェック、整合性を合わせ、強弱を付けていくツールを自社で開発した。

「このアプローチを私はスコアリングと呼んでます。映画音楽もシーンごとに曲のタイプや音量を変えますよね。クラシック音楽は、全体を通して強弱やスピードを変えて情感に訴えかけようとする。クレッシェンドで音を上げ続けるのではなく、抑揚を付けなければ、強さは表現できない」

「2D映画は、過去100年をかけて感情に訴えるための“文法”を作り上げてきました。ある場面を表現するために、どう表現するべきか、視覚的な比喩が定着している。同じように3Dというツールを使い、被写体の形状、あるいは深度を制御し、観る人の感情に訴えかける。これを一時的に手前に出っ張らせたり、奥に引っ込んだりといったことではなく、1時間半から2時間という尺の中で演出を決めていくんです」(ニューマン氏)

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